大同特殊鋼、知多第2工場に新ライン
大同特殊鋼は9月10日、愛知県知多市の知多第2工場に鍛延品向けの熱処理・加工・検査ラインを構築したと発表した。
高合金需要の拡大に対応するため、360億円規模の「高合金プロセス改革プロジェクト」を進めている。航空宇宙分野のエンジン大型回転体やターボポンプ向けニッケル基合金素材で、アジア初となるプライム認定の獲得を目指す。
新ラインは、群馬県渋川市の渋川工場が担っていた鍛延品の鍛造後工程を移管する。最新設備の導入と工程間搬送の自動化により、生産効率を高める。
渋川工場では国内最大級の大型4面鍛造機を導入するほか、高合金の溶解能力増強や加工・検査ラインの刷新を進める。知多第2工場では高級鋼用の特殊溶解設備2基も増設した。
今後は渋川工場を高合金溶解のマザー工場とし、顧客仕様に応じて成形する火造品に特化する。全社の生産体制を最適化し、高合金の供給対応力と経営基盤の強化を図る。