富士フイルムは10月6日、福島県広野町の広野工場に抗体薬物複合体(ADC)原料の製造設備を導入すると発表した。 ADCは抗体に抗がん剤などの薬物を結合した医薬品で、高い治療効果と副作用低減の両立が期待され、世界で開発が加速している。一方、製造にはリンカー・ペイロード製造、抗体製造、コンジュゲーション、製剤化など複数工程が必要で、技術移管や品質管理、サプライチェーン…
香川県は10月1日、四国中検(香川県高松市)を香川県企業誘致条例に基づく助成措置対象企業に指定したと発表した。 同社は臨床検査や食品検査を手掛けている。綾川町の現本社隣接地に新社屋を建設し、本社機能を拡充する計画。 新社屋では、四国4県から集約する臨床検体と検査データを活用した研究開発のほか、調査・企画、情報処理、管理業務を行う。2028年1月の業務開始を予定し…
堺化学工業は9月28日、日本薬局方硫酸バリウムの販売を2029年3月末で終了すると発表した。 医薬用硫酸バリウムは、GMP管理や業務監視体制で厳格な対応が求められる一方、需要が減少している。事業開始から60年以上が経過し、老朽化対策を行いながら操業してきたが、今後は大規模な設備更新が必要となる。 再投資に見合う収益の確保が見込めないと判断し、BAXシリーズと同一工場で…
扶桑薬品工業は9月30日、岡山県浅口郡里庄町の岡山工場敷地内に岡山第二工場を建設するため、設計施工請負契約を締結したと発表した。 既存の岡山工場は1985年の竣工以来、透析剤や輸液・注射剤を生産し、西日本の供給基盤を担ってきた。医療に不可欠な基礎的医薬品の安定供給を強化するため、新工場を建設する。 新工場には立体自動倉庫を併設し、粉末透析剤の生産ラインを新設す…
ニプロは9月28日、医薬品製造子会社ニプロファーマの埼玉第2工場と羽生工場を三笠製薬へ譲渡する最終合意書を9月18日に締結したと発表した。 ニプロファーマは製造体制を総合的に見直しており、主力剤形の注射剤と経口剤に経営資源を集中させる。 譲渡対象は、パップ剤、テープ剤、外用液剤を製造する埼玉第2工場(埼玉県春日部市)と羽生工場(埼玉県羽生市)。譲渡は2026年12月1…
室町ケミカルは9月1日、福岡県大牟田市の本社工場内に化学品開発センターを開設すると発表した。 電力関連やPFAS関連を中心に化学品の開発テーマが増え、試作・分析・評価業務の需要が拡大していることに対応する。約3億5000万円を投じ、旧ゼリー工場を改装して整備する。 延床面積は593.50m²。研究開発、試作、分析、評価の機能を集約し、LC-MS/MS、ICP-MS、ICP-OES、イオンクロ…
コージンバイオは8月25日、長崎県大村市に新工場を建設すると発表した。 再生医療分野などライフサイエンス市場の拡大に伴い、高品質な細胞培養用培地の需要増加を見込む。安定供給体制を強化し、中長期の成長戦略を進めるため生産拠点を新設する。 長崎県と大村市と、新工場設置に関する立地協定を締結した。建設地は大村市雄ヶ原町の第2大村ハイテクパーク区画1。工場名は長崎工…
デンタスは8月4日、連結子会社のアイオニックが栃木県那須塩原市でイオン歯ブラシの量産成形金型を取得すると発表した。 主力製品「KISSYOU」の競争力強化と販売拡大に向け、製品リニューアルを進める。リニューアル品「New KISSYOU(型式:シータ)」の製造に必要な成形金型を導入する。 取得額は約3200万円。自己資金で支払い、着工時と検収時にそれぞれ50%を決済する。製造委託…
ツムラは7月27日、茨城工場(茨城県阿見町)に品質管理機能を担うQC棟を建設すると発表した。 医療用漢方製剤の安定供給に向け、生産量の増加に対応できる品質試験能力の確保と品質保証体制を強化する。加えて、災害発生時にも品質試験機能の維持と早期復旧を可能にするBCP機能も強化する。 新QC棟は品質試験能力を増強し、最新のレギュレーションに対応する品質試験環境を整備す…
大塚製薬工場は7月10日、米国の合弁会社Otsuka ICU Medical LLCがテキサス州オースティンの製造拠点で新施設建設と既存施設改良を行い、北米の輸液製品の製造能力を拡張すると発表した。 北米の輸液市場では自然災害やインフラ制約などでサプライチェーンが不安定化し、安定供給体制の重要性が高まっていた。医療機関ではDEHPフリー輸液容器への移行など規制環境の変化対応も進んでい…