三井化学、名古屋工場内に炭素繊維の実証設備建設

三井化学は16日、マイクロ波化学と検討していた環境負荷の低い革新的な炭素繊維(CF)の実証設備を名古屋工場内に建設すると発表した。

マイクロ波化学が有するCF焼成技術「Carbon-MX」は、製造工程中で最もエネルギー消費の大きい耐炎化プロセスに加え、炭化プロセスの両工程を一貫してマイクロ波により焼成する革新的なもの。

今回、「Carbon-MX」実証設備導入で、マイクロ波化学が焼成ラインの機器一式を三井化学に供給し、三井化学は同技術を含む全体プロセスを構築する。

実証設備完工以降は、両社共同で量産技術確立の検討を進める予定。同技術は、対象を内部から加熱できるマイクロ波の特性を生かすことにより、無駄な加熱を徹底的に排除した革新的なプロセス。

従来法と比較し、加熱処理時間が大幅に短縮するため、焼成プロセスのラインが短くなり、設備をコンパクトにすることが可能。また、装置自体の温度が高温にならないため、装置コスト、エネルギー消費、さらには安全面でもメリットが見込まれる。

現時点の両社の見込みでは、エネルギー消費量が約50%削減され、将来的にマイクロ波を発生させるための電源を再生可能エネルギーに変更することで90%以上のCO2排出削減が期待できるという。

設備投資概要

所在地:愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地(名古屋工場内)
投資額:約20億円
生産方式:「Carbon-MX」方式による焼成を含むプロセス
完工予定:2023年12月

関連プロジェクト

掲載日 プロジェクト 施設 所在地 投資額
2026/6/4 大牟田工場 新MRプラント(三井化学株式会社) 工場 福岡県大牟田市浅牟田町30番地(大牟田工場内) —
2025/12/18 麗水工場(錦湖三井化学株式会社) 工場 韓国・全羅南道麗水市(麗水工場) —
2025/11/13 三井化学名古屋工場新寮建設NR-2棟(三井化学株式会社) 共同住宅 名古屋市南区滝春町5-2 —

もっと見る

関連設備新設計画

掲載日 設備新設計画 設備の内容 所在地 投資額
2026/7/2 三井化学株式会社 — — 150億円
2026/7/2 三井化学株式会社 — — 260億円
2026/7/2 三井化学株式会社 — — 230億円

もっと見る

企業情報

関連ニュース

新着ニュース

データを探す

設備投資データを検索・分析 無料トライアル

注目キーワード