ADEKA、新半導体研究棟が本格稼働

ADEKAは7月2日、ADEKAテクノロジーセンター久喜(埼玉県久喜市)に建設した新研究棟「半導体イノベーションセンター」を本格稼働したと発表した。

AIやデータセンターの普及で半導体の高集積化・高積層化が進み、材料の技術革新ニーズが高まっていることを背景に、先端材料の開発体制を強化する。

同センターは東京都内にあった半導体材料開発研究所と、後工程に関わる研究室を集約・拡張した基幹研究所。研究開発エリアは従来比2.7倍に拡張し、クリーンルームは1フロアで850m²超(従来比2.5倍)を確保した。ALD成膜装置などの製品評価機器を複数台設置し、先端開発テーマの同時並行と早期実用化を進める。

高誘電材料(ALD材料)や化学増幅型レジスト(CAR)用光酸発生剤(PAG)、金属酸化物レジスト(MOR)用金属化合物などの前工程材料の拡大に加え、後工程向け新規材料へ領域を広げる。日本の同センターと韓国、台湾、米国のグループ拠点が連携し、顧客対応の迅速化を図る。

半導体材料事業は利益拡大の柱と位置づけ、直近5年間で研究開発・製造・人員強化に累計約521億円を投じた。今後も研究人員の倍増、研究開発施設の拡張、生産設備の増強を行う方針。2035年度に同分野の営業利益325億円を目指す。

新棟概要

名称:ADEKA 半導体イノベーションセンター
所在地:埼玉県久喜市菖蒲町昭和沼 20 ADEKAテクノロジーセンター 久喜 内
総工費:約120億円
規模:地上7階建 鉄骨造/建築面積:1,990m²/延床面積:11,545m²
主な施設:研究所実験室、クリーンルーム、分析室、会議室 他
施工:(株)大林組
研究人員:約150名(2026年7月1日時点)
着工:2024年4月
竣工:2026年4月
開所:2026年6月

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