三菱レイヨン、大竹事業所で炭素繊維の生産能力増強

三菱レイヨン(東京都千代田区)は27日、広島県大竹市にある大竹事業所において追加設備投資を実施し、ラージトウ炭素繊維の生産能力を増強すると発表した。

年間生産能力を現在の2,700トンから3,900トンに増強し、17年度第2四半期(7~9月期)の稼働開始を予定する。設備増強により、16年内に稼働する米国サクラメントのレギュラートウ炭素繊維工場の能力増強と合わせ、17年には、現在の炭素繊維年間生産能力10,100トンが13,300トンまで、約3割増加する。

近年の洋上風力発電、低風速地域向け発電翼の大型化に伴い、軽量化、剛性確保のためガラス繊維代替として高機能ラージトウは最適の素材となることから、風力発電機のブレード(翼)向けにラージトウの需要が伸長している。

風力発電機向けの需要拡大により、生産設備の高稼働状態が続いていることや、自動車の軽量化材料としても高機能ラージトウを用いた各種中間材料の引き合いが増えていることから、生産能力増強を決定した。

増強後の大竹事業所の炭素繊維工場は、単独製造ラインとして世界最大規模となる。

設備投資概要

所在地:広島県大竹市御幸町20-1(大竹事業所内)
主な製造品目:ラージトウ炭素繊維
製造能力:1,200トン/年(2,700トン/年から3,900トン/年に増強)
稼働開始予定:2017年度第2四半期(7~9月期)

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