サムコ、京都市伏見区に第三研究開発棟建設

サムコは17日、京都市伏見区の本社周辺に「第三研究開発棟(仮称)」を建設すると発表した。

同社は1991年に設立した研究開発センター(京都市伏見区竹田田中宮町94番)で化合物半導体向けのCVD装置、ドライエッチング装置のプロセス開発を行ってきた。近年同社には化合物半導体の研究開発用装置だけでなく、生産用装置の要望が増加しており、2021年には電子デバイス製造向けクラスターツールシステム「クラスターH」の販売を開始した。

新設する第三研究開発棟では、生産が本格化するSiCパワーデバイス、GaNパワー/RFデバイス、Ga As VCSEL、MEMS、高周波フィルターなどの分野で高度化するニーズに応えるため、最先端の設備を用意する約180㎡のクリーンルームはクラス1,000(米国連邦規格)の清浄度で、ポンプ類はバックヤードに設置し、パーティクルの発生を抑え、生産工場と環境を合わせる。

加えて、最新の生産用装置や、走査電子顕微鏡(SEM)、膜厚計などの計測機器を刷新し、効率的かつスピーディな研究開発を進める。クラスターツールシステムの拡販のための開発を重点的に行い、生産工場への参入を狙う。また、計画的に増員を行い、顧客・マーケットのニーズに即応した開発体制で、同社の研究開発の中核拠点とする予定。現在の研究開発センターの機能は第三研究開発棟に移行する。

第三研究開発棟開設後、現在の研究開発センターには旧式装置などを残し「研修センター」として製品のサポート・サービスのトレーニングを行う場として活用する。また、産学連携拠点として、大学・研究機関との連携なども検討している。

研究棟概要

名称:第三研究開発棟(仮称)
所在地:京都市伏見区竹田田中宮町93番(現研究開発センター隣接)
土地面積:909㎡
延床面積:約850㎡
建物概要:地上2階建て、鉄骨造
施設構成:研究開発棟(1階:研究施設、2階:事務所)
人員:20~30名
着工予定:2024年5月
完成予定:2024年12月
運営開始予定:2024年12月

関連プロジェクト

掲載日 プロジェクト 施設 所在地 投資額
2022/5/25 研究開発拠点用地取得(サムコ株式会社) 研究所 京都市伏見区竹田田中宮町93番 —
2016/6/23 第2生産技術棟(サムコ株式会社) 工場 京都市伏見区竹田藁屋町68番地 69番地(らくなん進都地区) 6億円

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掲載日 設備新設計画 設備の内容 所在地 投資額
2025/10/23 サムコ株式会社 新本社兼生産工場 土地、建物(2021年3月取得の田中宮用地に新本社兼生産工場を建設) 京都市伏見区 15億100万円
2025/10/23 サムコ株式会社 先端技術開発棟 土地、建物(2022年4月取得の田中宮用地2に建設) 京都市伏見区 8億8200万円
2025/10/23 サムコ株式会社 生産技術研究棟 建物附属設備(クリーンルーム増設)(空調工事他) 京都市伏見区 1億2600万円

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