富士電機、神戸工場で設備投資

富士電機は20日、配電盤と電源装置の生産能力拡大に向けて、神戸工場(兵庫県神戸市)への設備投資を行うと発表した。

生成AIの普及に伴いインターネットデータセンター(IDC)の建設が拡大しており、IDCのサーバーや空調などに電力を安定供給する受変電設備や電源装置の需要が急速に高まっている。同社は、IDCや新工場の建設が続く半導体工場向けに受変電設備(配電盤・モールド変圧器)や電源装置(UPS)を提供しており、IDC・半導体工場向けの受変電設備・電源装置の受注高は、2026年度に2023年度比で約2倍となる見込み。

こうした背景から、配電盤、UPSを生産する神戸工場の生産棟を拡張するとともに、スキッドシステム生産設備(クレーン・試験装置)を整備する。これにより、神戸工場の配電盤、UPSの生産能力は1.5倍に増加する。

スキッドシステムは、従来個別に現地搬入していた配電盤、UPS、変圧器などを共通架台に艤装して一体化(ユニット化)し、ユニットの状態で現地に搬入する手法。工場と現地でそれぞれ行っていた配線、通流試験、シーケンス試験、外観検査を工場に集約できるため、IDCの建設期間短縮に貢献する。出荷前試験から現地据付までの期間を40%短縮することが可能で、現地工事や現地試験に必要な作業者数も削減でき、工事業者などの人手不足解消にも寄与するという。

設備投資概要

所在地:兵庫県神戸市西区高塚台四丁目1番地の1(神戸工場)
事業内容:配電盤、UPSの製造
設備:スキッドシステム生産設備(クレーン・試験装置)
生産能力: 1.5 倍(配電盤、UPS )
建屋建設開始予定:2025年6月
竣工予定:2026年9月

関連プロジェクト

掲載日 プロジェクト 施設 所在地 投資額
2026/5/7 富士SMBE社 マレーシア工場(Fuji SMBE Pte.Ltd.) 工場 PLO 131, 133, 134, Jalan Cyber 5, Kawasan Perindustrian Senai 3, 81400 Senai, Johor, Malaysia.(マレーシア工場) —
2026/1/30 筑波工場(富士電機株式会社) 工場 茨城県稲敷郡阿見町 —
2025/12/12 富士電機(株)神戸工場新棟(富士電機株式会社) 工場 神戸市西区高塚台4丁目1番の1 —

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関連設備新設計画

掲載日 設備新設計画 設備の内容 所在地 投資額
2026/6/24 富士電機株式会社 産業用・自動車用パワー半導体等の生産能力増強及び新製品・新機種開発並びに生産合理化等 — 203億2400万円
2026/6/24 富士電機株式会社 火力発電設備、地熱発電設備、水力発電設備、燃料電池、原子力関連機器、受変電設備、産業電源設備、蓄電システム、エネルギーマネジメントシステム、太陽光・風力発電、無停電電源装置(UPS)、電機盤、電気工事、空調設備工事等の生産能力増強及び新製品・新機種開発並びに生産合理化等 — 181億6300万円
2026/6/24 富士電機株式会社 インバータ、モータ、サーボシステム、小型電源、計測機器、センサ、スマートメータ、コントローラ、HMI、駆動制御・計測制御システム、FAシステム、鉄道車両用駆動システム・ドアシステム、船舶・港湾用システム、放射線機器・システム、受配電・制御機器、ICTに関わる機器・ソフトウエア等の生産能力増強及び新製品・新機種開発並びに生産合理化等 — 145億5500万円

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