大峰堂薬品工業、奈良新工場竣工
大峰堂薬品工業は10月29日、奈良県五條市に漢方薬を製造する新工場を竣工したと発表した。
高齢化の進行や未病、健康維持への関心の高まりを背景に漢方薬需要が拡大している。売上高は2022年度の76億円から2025年度には112億円へ増加しており、品質向上と安定供給の両立に向けて新工場を建設した。
総工費は約150億円。IoT対応のスマートファクトリーとして、生薬からのエキス抽出、錠剤の製造、検査、包装までを一貫して行う。錠剤のコーティング工程には、国内最大級の規模の設備を導入した。
製造工程のデータを収集・解析し、熟練者のノウハウを蓄積、共有する。製造条件の最適化や工程改善に活用し、品質の安定化、生産性向上、製造コスト低減を図る。
2027年7月に製品供給を始める予定。雇用創出や人材育成、県内取引先との連携によるサプライチェーン強化にも取り組む。