古河電子、フィリピンのコイル加工子会社が生産開始

電子材料の製造販売を行う古河電子(福島県いわき市)は21日、フィリピンに設立済みの車載向けコイルの加工子会社FD Coil Philippines, Inc.(以下:FDCP社)が、コイル製品の本格量産を7月より開始したと発表した。

コイル製品は、電気自動車の充電器や電動パワステ、エンジンコントロールユニット等に多数使用されており、近年の自動車の電子制御化に伴う需要の増加により、販売量を増やしてきた。

古河電子では、1988年からコイル事業を開始し、当初から中国で委託加工を行ってきたが、昨今の中国での人件費上昇や、販売量の増加による生産能力不足等により採算は大幅に悪化。

そのため、カントリーリスクの対応と採算改善を目的として、2014年9月にFDCP社を設立し、フィリピンでの各種許認可の取得手続きを進めてきたが、このほど各種許認可の取得が完了。コイル製品の販売先である顧客の承認を6月に得ることができ、FDCP社での本格量産が可能となった。

FDCP社では、車載向け電子制御ユニット(ECU)に使われるフィルタコイルを2016年末には月産80万個、2017年3月頃には月産150万個まで加工能力を引き上げる予定。

新会社概要

会社名:FD Coil Philippines, Inc.
所在地:Kilometer 38 San Pablo, Malolos City, Bulacan 3000 Philippines
生産品目:車載向け電子制御ユニット(ECU)に使われるフィルタコイル
生産能力:80万個/月(2016年末)
    :150万個/月(2017年3月頃)
量産開始:2016年7月

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