味の素、大阪府茨木市に国内最大規模のオリゴ核酸生産工場

味の素(東京都中央区)は29日、連結子会社のジーンデザイン(大阪府茨木市)が、核酸医薬品原料(オリゴ核酸)の開発・生産拠点を大阪府茨木市にある同社研究所の敷地内に建設すると発表した。

投資額は非公表。2018年2月の着工、2019年2月の稼働開始を予定。オリゴ核酸の生産拠点としては国内最大規模となる。

核酸医薬品は、これまで治療が困難だった疾患にも適用できるよう開発が進められていることから、国内外において大きな市場成長が期待されている。

また、製薬業界では医薬品の製造技術の高度化に伴い、バイオ医薬品等の製法開発や製造において専門性の高い受託製造会社への依存度が高くなっている。近年、臨床研究段階の開発品数が大幅に増加しており、オリゴ核酸の受託製造市場は2020年に600億円(2015年比約3倍)規模に拡大すると予測されている。

ジーンデザイン社は2000年に創業した国内有数のオリゴ核酸の開発・製造受託会社(CDMO)。2017年4月に味の素が連結子会社化したことにより、固相合成法によるオリゴ核酸の少量多品種生産(開発初期)から、液相合成法「AJIPHASE」技術による大量生産(開発後期・上市後)まで、一貫したオリゴ核酸の開発・製造受託が可能となった。

今回の新拠点の設立により、日本で初めて1ロット当たりの生産量がキログラム単位に拡大することから、ジーンデザイン社のオリゴ核酸の生産能力は現状の約100倍に増強される。2025年までにオリゴ核酸受託製造における世界トップを目指すとしている。

新拠点概要

名称:核酸医薬API開発センター
所在地:大阪府茨木市彩都あさぎ7丁目7番29号(ジーンデザイン研究所敷地内)
生産能力:年間数十kg
事業内容:核酸医薬品原料(オリゴ核酸)の開発・製造
着工予定:2018年2月
稼働開始予定:2019年2月

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