野村不動産、柏で高機能物流拠点を稼働
野村不動産は5月15日、千葉県柏市で開発した高機能型物流施設「Landport柏Ⅰ」が3月29日に竣工し、満床で稼働を開始したと発表した。
物流業界では、2024年問題を背景にドライバー不足が進む一方、EC拡大に伴い荷物量が増加している。荷役・保管・輸配送の効率化や省人化に加え、災害時の事業継続性確保を求める需要が高まっている。
Landport柏Ⅰは、常磐自動車道柏ICから約1.4km、都心から約30km圏に位置し、広域配送拠点としての立地を特徴とする。各階にトラックが接車可能なランプ型施設とし、1フロアで入庫から出庫までの作業を完結できる仕様。1階倉庫は梁下有効高6.5mとし、保管効率を高めた。
構造は免震構造を採用し、停電時に72時間稼働可能な非常用発電機を備える。高圧電力を最大4000kWまで受電可能とし、自動化機器導入に対応できる環境を整えた。全館に人感センサー付LED照明を導入し、屋根には太陽光発電システムを設置した。雇用確保を目的にカフェテリアも設けた。
こうした仕様や立地が評価され、2023年7月時点で竣工前に満床稼働が決定した。入居企業はラストワンマイル拠点や将来の事業拡大を見据えた物流拠点として活用する。
Landport柏Ⅰの敷地面積は約5万1560m²、延床面積は約11万7956m²で、RC+S造・免震構造の地上5階建て。2022年7月に着工した。
野村不動産は首都圏などで物流施設「Landport」シリーズを展開しており、柏エリアではLandport柏Ⅰに隣接する「Landport柏Ⅱ(仮称)」や「Landport野田(仮称)」など複数の開発を予定している。自動化・省人化機器や物流DXを活用したオペレーション最適化を進め、物流業界の労働力不足への対応を図る。
物流施設概要
物件名:Landport 柏1
所在地:千葉県柏市大青田577番地 柏インター西8街区1
交通アクセス:常磐自動車道「柏」IC 約1.4km/東部野田線「江戸川台」約2.3km
敷地面積:51,560.12m²(15,596.93坪)
延床面積:117,956.09m²(35,681.71坪)
構造・規模:RC+S 鉄骨造・免震・5階建て ダンブルランプ型 1階両面バース
着工:2022年7月1日
竣工:2024年3月29日