シーアールイー、ふじみ野に大型物流施設竣工
シーアールイーは10月25日、埼玉県ふじみ野市で開発を進めていた大型物流施設「ロジスクエアふじみ野B」が10月15日に竣工したと発表した。
同社は埼玉県南部エリアを、都心アクセスと幹線道路網を生かせる広域物流拠点として位置付けてきた。開発地は国道254号バイパス沿いに立地し、国道463号や16号と接続する道路ネットワークを活用した配送拠点需要の高まりに対応する狙いがある。ふじみ野市周辺は人口集積が進み、雇用確保面でも優位性があるとみている。
ロジスクエアふじみ野Bは地上4階建て、延床面積約11万4175m²のマルチテナント型物流施設。2、3階に大型車両が直接乗り入れできるランプウェイを設け、1~3階に計134台分のトラックバースを整備した。床荷重1.5t/m²、有効高さは1階6.0m、2~4階5.5m以上とし、最大8テナント、最小約1万1000m²(約3360坪)からの分割利用にも対応する。
倉庫区画には耐火断熱パネルを採用し、将来の空調設備導入や事務室増床、荷物用EV・垂直搬送機の増設に対応可能な仕様。4階に共用カフェテリアや売店設置スペース、ドライバー休憩室などのアメニティも設け、就業環境の向上を図る。ふじみ野駅からの通勤専用バスも運行している。
環境面では全館LED照明や人感センサー、節水型器具、リサイクル建材を採用し、BELS評価フォースター、CASBEE建築Aランクの取得を予定する。今後、倉庫内全館にGHP方式の空調を導入し、電気式空調と比べたCO2排出量削減を見込む。隣接する既存棟と合わせ、屋根全面に計約4MWの太陽光発電設備を設置し、自家消費と市場取引を組み合わせた電力利用も計画する。
豪雨対策としては区画整理事業の調整池約7万m³と敷地内貯留槽約1万m³の計8万m³超の雨水貯留機能を整備し、地域防災に貢献する計画。敷地外周部には緩衝緑地を兼ねた遊歩道や広場「露路ガーデン」を整備し、一般開放する。今後の開発案件でも同様のランドスケープと就業環境向上策を取り入れる方針としている。
ロジスクエアふじみ野Bは、国内大手物流企業と一棟全体の賃貸借契約を締結済みで、入居工事を経て2025年8月に専用施設として稼働を開始する予定だ。
物流施設概要
施設名称:ロジスクエアふじみ野 B
所在地:埼玉県ふじみ野市福岡新田
敷地面積:101,128.48m²(30,591.36坪)
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上4階建て
延べ面積:114,174.73m²(34,537.85坪)
設計監理:西松建設(株) 関東建築支社一級建築士事務所
施工:西松・初雁特定建設工事共同企業体
CMr:(株)山下 PMC
着工:2023年3月15日
竣工:2024年10月15日