日本GLP、川崎で大型冷凍物流施設着工

日本GLPは4月18日、神奈川県川崎市で国内最大級の冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP川崎Ⅱ」を着工したと発表した。延床面積は約205,000m²で、収容能力は約18.6万tの計画。

冷凍食品市場は2014年から2023年にかけて年平均2.6%成長し、市場規模は約26.2%拡大するなど堅調に推移している。家庭用冷凍食品の国内生産金額も同期間で約43.6%増加し、冷凍・冷蔵物流施設への需要が高まっている。一方で老朽倉庫の更新や2030年のフロン規制対応、労働力不足への対応が業界課題となっている。

新施設は常温・冷凍・冷蔵の3温度帯に対応する地上5階建てのマルチテナント型で、総貸床面積の約80%を冷凍・冷蔵区画。最小約2,600m²から賃貸可能とし、小規模区画や可変温度帯、多数のトラックバースを備えることで多様なニーズに対応する。竣工は2027年8月末を予定し、着工前にSGホールディングスグループの低温物流会社と食肉事業会社の2社と、施設全体の約25%の賃貸契約を締結した。

立地は首都高速神奈川1号横羽線のICから約1.5〜4.6kmに位置し、関東全域をカバーできるほか、羽田空港や川崎港コンテナターミナルにも近接する。鉄道駅とバス停から徒歩数分と通勤利便性も高く、雇用確保に有利な条件を備える。

環境面では自然冷媒の採用や太陽光発電設備、全館LEDを導入し、CASBEEとZEB認証の取得を目指す。免震構造や非常用発電設備、浸水対策などで事業継続性も高める計画。日本GLPは冷凍・冷蔵設備への初期投資や原状回復費、設備管理費を自社負担とすることで、入居企業の投資負担を軽減し、賃貸型冷凍・冷蔵物流マーケットの拡大につなげる。

物流施設概要

施設名:GLP 川崎Ⅱ
所在地:神奈川県川崎市川崎区扇町
敷地面積:約82,000m²
延床面積:約205,000m²
収容能力:約186,100t(C&F級:約28,500t、F級:約157,600t)
構造:地上5階建て、免震・PC造
認証取得:CASBEE認証、ZEB認証(予定)
着工:2025年3月
竣工:2027年8月末(予定)

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