日本ゼオン、徳山工場の新工場棟着工
日本ゼオンは8月25日、山口県周南市の徳山工場で単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の新プラント建設に着手したと発表した。
SWCNTはリチウムイオン電池のエネルギー密度やサイクル寿命の向上に貢献する材料で、電気自動車やドローン、AIサーバー用BBU、再生可能エネルギー用ESSなどで需要拡大が見込まれる。同社は2015年に独自のスーパーグロース法によるSWCNT量産に成功し、「ZEONANO」ブランドで製造・販売している。
新プラントは既存設備と同規模の建屋を新設し、スーパーグロース法を進化させた独自製法を導入する。2028年中の本格稼働を目指し、完工後の生産能力は現行比で数十倍に拡大する見通し。生産効率と品質を高め、安定供給体制を強化する。投資計画は経済産業省から蓄電池に係る供給確保計画として認定を受けている。