SGリアルティと三井不動産、大阪で大型物流施設を着工
SGリアルティと三井不動産は12月15日、大阪市淀川区加島に大規模物流施設「SGリアルティ・MFLP大阪加島」を建設すると発表した。
新施設は地上6階建て、延床面積約21万m²超で大阪市内最大規模の物流施設となる。ワンフロア約3万m²の倉庫・バース面積を確保し、マテハン機器の導入など自動化・機械化に適した大空間を用意する。敷地はJR東西線加島駅から徒歩約4分に位置し、大阪中心部や尼崎エリアに近接、名神高速道路豊中IC・尼崎IC、阪神高速11号池田線加島料金所にも近いことから、関西全域への配送拠点としての活用を見込む。
関西圏では希少なマルチテナント型物流施設併設の危険物倉庫を整備し、リチウムイオン電池や化粧品、塗料、漂白剤、殺虫剤など危険物の保管需要に対応する。倉庫の電気容量は35VA/m²を確保し、自動化設備や空調導入などテナントの多様なオペレーションに対応可能な仕様とする。共用部には売店やカフェテリア、ラウンジ、デッキテラスなどを設け、雇用確保と労働環境の向上を図る。
BCP対策として免震構造を採用し、防災センターや受電設備など重要設備を高潮時の浸水想定高を上回る位置に配置する。停電時には最大72時間対応の非常用発電機と備蓄倉庫を備え、入居テナントの事業継続を支援する。大阪市が進める津波避難ビルへの指定も想定する。
環境面では、年間一次エネルギー消費実質ゼロとなる最高ランクのZEB認証のほか、DBJ Green Building認証の最高位、CASBEE大阪みらいの最高評価の取得を目標とする。屋上に最大約4MWの太陽光発電設備を設置し、屋内照明のLED化など省エネ施策を導入する。約1万2000m²の緑地を整備し、区のシンボルツリーであるクスノキの植樹や周辺地域の産業・河川をモチーフにしたデザインを取り入れる。
入居テナントとして佐川急便が決定しており、1階約1万6000m²を利用し、大阪梅田エリアなどの宅配荷物を扱う淀川営業所を移転開設する計画だ。着工は2025年12月1日で、2027年9月末の竣工を予定する。
物流施設概要
所在地:大阪府大阪市淀川区加島三丁目16番89号
アクセス:名神高速道路「豊中IC」約5.4km/「尼崎IC」約4km、阪神高速11号池田線「加島料金所」約2.2km、JR東西線「加島」駅より徒歩約4分
敷地面積:約94,302m²(約28,526坪)
延床面積:約211,798m²(約64,069坪)
規模・構造:地上6階建て・鉄骨造・免震構造
用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
設計者:日鉄エンジニアリング(株)
施工者:日鉄エンジニアリング・東洋建設・佐藤工業共同事業体
着工:2025年12月1日
竣工:2027年9月末(予定)