日本GLP、尼崎に大型物流施設を満床竣工
日本GLPは11月13日、兵庫県尼崎市で開発していた大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK 尼崎South」「同North」が同時竣工し、「GLP ALFALINK 尼崎」が満床で稼働を開始したと発表した。
関西圏では先進的物流施設へのニーズが高く、阪神間の人口集積地へのアクセスに優れる尼崎エリアで広域配送の拠点需要が増加している。日本GLPは約180物件・延床約1,100万m²の物流施設を運営しており、関西における供給拡大の一環として同計画を進めてきた。
「GLP ALFALINK 尼崎」の総延床面積は約370,000m²、総投資額は約1,400億円で、関西最大級のマルチテナント型物流プラットフォームとなる。大阪都心から約30分、阪神高速尼崎西ICから約300mの立地で、関西全域への効率的な配送体制の構築を見込む。
Southは延床約242,420m²の地上6階建てマルチテナント型施設で、ダブルランプウェイや両面バースなどにより上下階の車両動線を確保し、多様なオペレーション形態に対応する仕様。大手物流企業や食品卸、3PLなど5社との賃貸借契約を締結済みで満床となっている。
Northは延床約112,300m²の地上4階建てボックス型専用施設で、日本GLPの既存利用企業が入居し、自動化・省人化を見据えた高天井仕様や全館空調を備える。1フロア当たり約8,000坪を確保し、大規模な一括オペレーションに対応する。
両施設とも免震PCaPC造を採用し、防災センターの2階配置や非常用発電機の導入などBCP機能を強化した。屋上には合計約6.5MWの自家消費型太陽光発電設備を設置予定で、入居企業の脱炭素化を支援する。CASBEE、ZEB/ ZEB Readyの環境認証取得も計画する。
敷地北西部には共用棟「ALCO BRIDGE」を整備し、レストランやコンビニ、会議室、スポーツ施設などを設置したほか、遊歩道や広場を配置して災害時の避難場所としても活用できるようにした。歩行者動線と車両動線を分離する2階レベルの通路も確保し、周辺サイクリングロードと接続する。
尼崎市は共用棟1階に行政運営スペース「ALCO GARDEN」を設け、地域活性化や子育て支援の拠点として活用する計画で、日本GLPと包括連携協定を締結した。物流施設内に自治体運営スペースを常設するのは全国初とされ、まちづくりと一体となった物流拠点整備を進める。
物流施設概要
◇GLP ALFALINK 尼崎South
施設名:GLP ALFALINK 尼崎South
所在地:兵庫県尼崎市道意町7-1-10
敷地面積:約107,300m²
延床面積:約242,420m²
構造:地上6階建て、免震PCaPC造 一部S造
認証取得:CASBEE認証、ZEB Ready認証取得(予定)
設計・施工:JFEシビル・りんかい日産・合田・春名・シマ特定建設工事共同企業体(構造設計:デロイトトーマツPRS(株))
着工:2023年11月
竣工:2025年10月末
◇GLP ALFALINK 尼崎North
施設名:GLP ALFALINK 尼崎North
所在地:兵庫県尼崎市道意町7-6他
敷地面積:約55,500m²
延床面積:約112,300m²
構造:地上4階建て、免震PCaPC造
認証取得:CASBEE認証、ZEB認証取得(予定)
設計・施工:五洋建設(株)(構造設計:デロイトトーマツPRS(株))
着工:2024年3月
竣工:2025年10月末