DMG森精機、ポーランドに鋳物工場
DMG森精機は10月29日、ポーランド・プレシェフ市に鋳物工場「DMG MORI CASTECH Poland」を建設すると発表した。
工作機械のベッドやコラムに使う鋳物は、機械の精度や剛性、耐久性を左右する主要部品。同社は欧州域内の鋳物供給を安定させ、持続可能なサプライチェーンを構築するため、生産を内製化する。
新工場は2026年中に着工し、2030年の稼働開始を予定する。延床面積は2万7000m²超で、年間最大2万tの鋳物を生産する計画。欧州の各生産拠点へ供給し、既存サプライヤー網を補完する。
欧州拠点向けに主要部品を供給するDMG MORI Pleszew工場から約2.5kmに立地する。鋳物部品の輸送距離を短縮し、同工場の機械加工・研究開発部門との連携を通じて、品質向上と製品開発期間の短縮を図る。
原材料の再生・回収工程や最新の生産技術を導入する。島根県出雲市のDMG MORIキャステックで蓄積した鋳造技術や再資源化のノウハウを活用し、環境負荷を抑えた生産体制を整える。欧州域内での生産・供給により大陸間輸送を減らし、CO2排出量の削減と供給網の強化を目指す。
新工場概要
会社名:DMG MORI CASTECH Poland Sp. z o.o.
延床面積:27,000m²超
生産品目:鋳物の製造
生産能力:年間最大20,000トン(予定)
建設開始予定:2026年中
稼働開始予定:2030年