プロロジス、岩手に新物流施設を開発

プロロジスは2月14日、岩手県胆沢郡金ケ崎町にマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎」を開発すると発表した。

同社は東北エリアで仙台市などに賃貸用物流施設を展開しており、岩手県内では2023年11月竣工の「プロロジスパーク盛岡」に続く2件目のマルチテナント型施設となる。2024年6月に着工し、2026年1月の竣工を見込む。

開発地は東北自動車道北上金ケ崎ICに隣接し、国道4号や秋田自動車道など東北の物流幹線道路が交わる結節点に位置する。盛岡市や仙台市、秋田市など東北各都市へのアクセス性に優れ、東北広域配送拠点としての需要を見込む。周辺10km圏内には工業団地が集積し、半導体、日用雑貨、自動車などの生産拠点が立地しており、工場から東北全域への物流拠点やサプライヤーの門前倉庫ニーズを取り込む。

2024年4月からトラックドライバーの時間外労働規制が厳格化される「物流の2024年問題」を背景に、仙台を基点とした北東北向けの当日往復が困難になるとの見方が強まっている。同施設は東北エリアの中央に位置し、3時間以内に福島県北部から青森県南部まで到達可能な立地を生かし、新たな在庫拠点として機能させる。災害時の事業継続計画の観点からも、仙台エリアに次ぐ拠点分散ニーズを取り込む考えだ。

施設は約78,500m²の敷地に、鉄骨造地上2階建て、延床約55,000m²のマルチテナント型として開発する。メゾネット型で1・2階を縦に利用可能とし、荷物用エレベーターを備えて荷捌き効率を高める。最大賃貸面積は約52,000m²、最小は約5,000m²とし、最大6社の入居を想定する。

1階には64台分のトラックバースと同社として初の2本の屋内車路を設け、天候に左右されない車両動線と荷捌きを確保する。寒冷・積雪対策として雨どいに融雪ヒーターを設置し、除雪サービスや専用雪置き場を整備する計画。敷地内動線は一方通行とし安全性に配慮する。

環境負荷低減策として、倉庫内にセンサー付きスマートLED照明を導入し、通常のLED比で電力使用量の半減を見込む。屋根面への太陽光発電設備の設置も検討する。防災・BCP対策として緊急地震速報システムや災害用無線、停電時に共用部の電力を約72時間維持する非常用発電機、断水時に利用可能な組み立て型簡易トイレの導入を計画した。

物流施設概要

名称:プロロジスパーク北上金ケ崎
所在地:岩手県胆沢郡金ケ崎町六原土井道合、後平地内
計画敷地面積:約78500m²(約23500坪)
計画延床面積:約55000m²(約17000坪)
構造:地上2階建て、鉄骨造
着工予定:2024年6月
竣工予定:2026年1月

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