プロロジス、岩手県に新物流施設竣工

プロロジスは12月18日、岩手県金ケ崎町でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎」の竣工式を行ったと発表した。

トラックドライバーの時間外労働規制強化に伴う「2024年問題」やBCP(事業継続計画)の観点から、東北全域をカバーできる広域配送拠点への需要が高まっている。東北自動車道「北上金ヶ崎IC」隣接地で、秋田道や釜石道、国道4号にもアクセスしやすい立地を生かし、新拠点として整備した。盛岡市、仙台市、秋田市など東北主要都市に2時間程度で到達でき、採用面でも新幹線駅や在来線駅からのアクセスに優位性があるとみている。

「プロロジスパーク北上金ケ崎」は敷地面積約7万8484m²、延床面積約5万5112m²の地上2階建て鉄骨造の物流施設。両フロアで有効天井高約5.5m、床荷重1m²当たり1.5tを確保し、メゾネット型区画と荷物用エレベーターを組み合わせて保管効率を高めた。1階には建物内部を通る一方通行の車路と高床式トラックバースを配置し、降雪時も利用しやすい動線。施設側による除雪サービスや雨どいへの融雪ヒーター設置、雪置き場の確保なども行った。

各1階専有部には事務所近接のラウンジと給湯スペースを設け、スタッフの移動負担を抑えた。現在の募集区画は約1万3224m²(約4000坪)で、約4959m²(約1500坪)と約8265m²(約2500坪)に分割利用できる。荷物用エレベーター2基に加え、垂直搬送機の追加も想定する。常時有人警備で24時間365日の操業に対応する。

賃貸面積の約75%は既に契約済みで、引き続き入居企業を募集している。隣接地では特定企業専用のBTS型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎2」の開発を計画し、HAZMAT(危険物倉庫)や冷凍冷蔵倉庫、耐荷重強化など入居企業の要望に応じた仕様とする方針だ。

サステナビリティ対応として、金ケ崎町の特産品であるアスパラガスの茎やケールの廃棄部分、合計約1272.5kgをアップサイクルし、施設内外のアートワークに活用した。東北地方ではこれまでに13棟の物流施設を開発済みで、現在は岩手県や仙台市などで6棟を運営中とし、福島県郡山市や仙台市、金ケ崎町で新たな施設開発も進めている。

物流施設概要

名称:プロロジスパーク北上金ケ崎
所在地:岩手県金ケ崎町六原土井道合、後平地内
敷地面積:78,484.31m²(23,741.50坪)
延床面積:55,112.26m²(16,671.46坪)
構造:地上2階建て、鉄骨造
着工:2024年6月
竣工:2025年12月

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