フクダ・アンド・パートナーズ、郡山で物流・防災拠点が竣工

フクダ・アンド・パートナーズは10月20日、福島県郡山市で開発を進めていた物流施設集積パーク「福島郡山LLタウン」の第1号棟「福島郡山LLタウン棟」が2025年9月16日に竣工したと発表した。

東日本の広域物流と広域防災連携の要衝である郡山市エリアでは、磐越自動車道と東北自動車道が交差し、首都圏や北陸圏、関西圏への輸送が可能なほか、災害時に高速道路や空港、港湾を含む複数ルートを活用できる立地となっている。この立地特性を背景に、同社は物流と防災機能を一体化した街づくりとして開発を行った。

福島郡山LLタウンは、プロロジスと福島郡山LLタウンの共同事業体が開発主体となり、フクダ・アンド・パートナーズが事業企画や土地取りまとめ、開発設計、施設設計・監理などのプロジェクトマネジメントを行う。郡山市大槻町の開発敷地面積は約152,272m²で、2028年秋の全体完成を目標に段階的な開発を進めている。

今回竣工した福島郡山LLタウン棟(B敷地)は、敷地面積約21,015m²、延床面積約8,620m²の鉄骨造地上2階建て(倉庫平屋・事務所2階)で、用途は倉庫業を営む倉庫。ヤマト運輸が「郡山ロジセンター」として入居し、平常時は地域の物流拠点として機能し、災害時には支援物資の受け入れと避難所向け配送拠点として利用する計画。

環境性能では、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の最高ランクである6つ星とZEB認証を取得した。太陽光発電パネルと蓄電池、非常用発電機、EV・FCVから建物へ給電するV2Xシステムを組み合わせた3重の電力バックアップにより、停電時も施設の稼働継続を可能とするエネルギーシステムを導入した。

福島郡山LLタウン棟には、同社が展開する防災型リバーシブルビル「福島郡山未来共創センター」の機能も備え、平常時はオフィス、災害時は避難所として活用する計画。社内BCPの一環として社員約250人×6日分の食料などの備蓄や、グループ会社による備蓄型トイレ製品の在庫保管を行い、災害時には無償提供や被災地向け配送拠点として運用する。

同社は2026年10月竣工予定の「プロロジスパーク郡山1」など、E敷地やCD敷地の開発も進め、郡山市をBCP第2拠点と位置付ける。ヤマト運輸の物流ネットワークを活用し、西日本・中部エリアを含む自社拠点への支援物資供給体制を強化しつつ、福島県内での広域防災連携と国のレジリエンス向上に貢献する物流・防災インフラとして整備を進める。

物流施設概要

名称:福島郡山LLタウン棟(B敷地)
敷地面積:21,015.47m²(6,357.17坪)
延床面積:8,619.72m²(2,607.46坪)
用途:倉庫業を営む倉庫
構造/階数:鉄骨造/地上2階建て(倉庫平屋・事務所2階)
環境性能:BELS★6(最⾼ランク)取得、ZEB 認証取得
設計・監理:(株)フクダ・アンド・パートナーズ
建設工事:西松建設(株)
開発造成工事:西松建設(株)
入居企業:ヤマト運輸(株) ※拠点名称:郡山ロジセンター
開発事業者:プロロジス、(株)福島郡山LLタウン 共同事業体(出資比率 85%:15%)
プロジェクトマネジメント:(株)フクダ・アンド・パートナーズ(事業企画、土地取りまとめ、開発設計、施設設計・監理、地域防災連携調整業務)
所在地:福島県郡山市大槻町中ノ平地内
交通:東北自動車道「郡山中央スマート」IC 近接/JR 東北本線「郡山」駅より 7.3km
開発敷地面積:152,272.18m²(46,062.33坪)
着工:2024年9月1日
竣工:2025年9月16日

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