ノーバル・ソーラー、福岡県糸島市で系統用蓄電所が商業運転
ノーバル・ソーラーは6月9日、福岡県糸島市で開発していた系統用蓄電所「ノーバル・パワーA2」が5月9日に商業運転を開始したと発表した。
太陽光発電の導入拡大で発電量の変動が大きくなり、電力需給バランスの調整が課題となっている。資源エネルギー庁が系統安定化に向けた調整力として系統用蓄電池の導入を促進しており、同社は太陽光発電所の開発・運用で培ったノウハウを生かして大規模蓄電池事業を進めてきた。
同蓄電所は2025年11月11日に九州電力ネットワークの特別高圧系統(22kV)への連系を完了した。2026年5月7日まで試験を行い、5月9日に日本卸電力取引市場(JEPX)での取引を開始した。5月15日に電力需給調整力取引所(EPRX)での取引も開始した。今後は卸電力取引市場、需給調整市場、容量市場などへの参画を進める。
設備はTesla製のリチウムイオン蓄電池「Megapack」を採用し、定格出力1,927.2kW、蓄電容量3,854.4kWhの2時間率ユニットを4台設置した。総定格出力は7,708.8kW、総蓄電容量は15,417.6kWh。
運用は関西電力子会社のE-Flowがアグリゲーターとして制御を担う。事業計画段階で住民説明を行い、自治体と環境保全規約に基づく協定書を締結。糸島市条例に基づく同意申請も行った。
設備投資概要
正式名称:ノーバル・パワーA2
所在地:福岡県糸島市
蓄電池:Tesla社製Megapack
システム構成:1,927.2kW/3,854.4kWh(2時間率ユニット)×4台
システム総定格出力:7,708.8kW
システム総蓄電容量:15,417.6kWh
連系容量:7,693.8kW (最大受電電力)
連系電圧:九州電力 特別高圧22kV
アグリゲーター:E-Flow合同会社(関西電力(株)の完全子会社)
連系日:2025年11月11日
試験期間:2025年11月11日〜2026年5月7日
商業運転開始日:2026年5月9日(JEPX日本卸電力取引所)/2026年5月15日(EPRX電力需給調整力取引所)