東急不動産、全国で冷凍冷蔵倉庫開発拡大

東急不動産は4月1日、広島県広島市と千葉県柏市で新たに冷凍冷蔵倉庫開発事業に参画し、名古屋市、大阪市、横浜市で3物件を着工したと発表した。2025年4月には大阪市の「西淀川コールドセンター」が満床で竣工する予定。

共働き世帯の増加やネットスーパーの普及、ふるさと納税の拡大などを背景に冷凍食品の消費が増加している。フロンガス規制に伴う老朽施設の建て替え需要もあり、冷凍冷蔵倉庫の需要拡大が見込まれている。「西淀川コールドセンター」は竣工前に満床稼働が決定し、「(仮称)CBRE IM-LOGI’Q 新子安」も着工段階から引き合いが多い状況となっている。

広島市の「(仮称)LOGI’Q広島」は延床約2万坪のマルチテナント型で、冷凍・冷蔵・ドライ倉庫を計画した。広島都市高速3号線の出入口から3km圏内に位置し、中国地方で同社初の物流施設開発となる。柏市の「(仮称)柏冷凍冷蔵倉庫開発プロジェクト」は特定目的会社を通じて共同出資で推進し、東京都心から約30km、常磐道柏ICと国道16号の結節点近傍に位置し、関東広域への配送拠点とする計画。

名古屋市の「LOGI FLAG TECH 名古屋みなとⅠ」と大阪市の「LOGI FLAG TECH 大阪南港Ⅰ」は、いずれも自動ラックを備えた冷凍自動倉庫として開発する。名古屋は伊勢湾岸道名港中央ICから約3.3kmに位置し、大阪南港Ⅰは阪神高速4号線南港北ランプから約1.3kmとし、港湾へのアクセスも確保した。名古屋みなとⅠは竣工後、物流事業者への賃貸を予定している。

横浜市の「(仮称)CBRE IM-LOGI’Q 新子安」は、最大10テナントが入居可能な延床約3万坪の大型マルチテナント型とし、1~3階を冷凍・冷蔵、4・5階をドライ倉庫とする計画。JRと私鉄の新子安駅から約1.2km、首都高横羽線子安ICから約1.1kmに位置し、首都圏配送と雇用確保の両面で優位性がある立地。

大阪市の「西淀川コールドセンター」は、ベイエリアに位置し京阪神一円への輸送拠点として開発を進めてきた。特定目的会社への出資とリーシングマネジメントを通じて入居企業との契約を完了し、竣工時点での満床稼働が決定している。

東急不動産が関与する冷凍冷蔵倉庫は新規案件を含め計6物件となる。同社は今後も冷凍冷蔵倉庫事業を拡大し、LOGI’Qシリーズでは屋上太陽光パネルを活用した電力自家消費で脱炭素化とテナント企業の環境経営支援を進める。

新倉庫概要

◇(仮称)LOGI’Q 広島
所在地:広島県広島市中区江波沖町1588-14
敷地面積:31,020m²(9,383坪)
延床面積:78,118m²(23,630坪)
環境認証:CASBEE A認証(予定)
着工時期:2026年5月(予定)
竣工時期:2028年1月(予定)

◇(仮称)柏冷凍冷蔵倉庫開発プロジェクト
所在地:千葉県柏市新十余二 8-1
敷地面積:5,965 m²(1,804 坪)
延床面積:12,382 m²(3,745 坪)
環境認証:CASBEE A 認証(予定)
着工時期:2025年度(予定)
竣工時期:2027年度(予定)

◇LOGI FLAG TECH 名古屋みなとⅠ
所在地:愛知県名古屋市港区野跡3丁目1番3
敷地面積:7,083m²(2,142坪)
延床面積*:21,601m²(6,534坪)
環境認証:CASBEE A認証(予定)
竣工時期:2026年5月(予定)

◇LOGI FLAG TECH 大阪南港Ⅰ
所在地:大阪府大阪市住之江区南港東8丁目1番26号
敷地面積:17,355m²(5,250坪)
延床面積*:25,247m²(7,637坪)
環境認証:CASBEE A認証(予定)
その他特徴:免震構造
*自動倉庫は吹き抜け構造で床がないため延床面積は仮想床での面積を記載しております。
竣工時期:2027年10月(予定)

◇(仮称)CBRE IM-LOGI’Q 新子安
所在地:神奈川県横浜市神奈川区恵比須町3-1、他
敷地面積:38,733m²(11,717坪)
延床面積:97,007m²(29,345坪)
環境認証:CASBEE A認証(予定)
着工時期:2025年3月
竣工時期:2027年1月(予定)

◇西淀川コールドセンター
所在地:大阪府大阪市西淀川区中島2丁目9番47号、60号(住居表示)
アセットタイプ:冷凍冷蔵倉庫
敷地面積:9,106.86 m²
延床面積:18,517.40 m²
環境認証:CASBEE おおさかみらい A 認証(予定)
竣工予定時期:2025年4月末日

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