ESR、兵庫県川西市で大型物流施設竣工
ESRは4月1日、兵庫県川西市で開発中の大型物流拠点「ESR川西ディストリビューションセンター(川西DC)」の第1号棟となる「ESR川西ディストリビューションセンター2(川西DC2)」が3月31日に竣工し、1社での入居が決定したと発表した。
川西DCは総敷地面積505,281m²と同社史上最大規模の物流施設プロジェクトで、全国では37件目、関西圏では6件目の開発案件となる。2期に分けて計4棟の物流施設を開発する計画で、第1期には川西DC2に加え、2025年5月末竣工予定の「ESR川西ディストリビューションセンター1(川西DC1)」を建設している。川西DC1は既に賃貸面積の約半分が成約している。
川西DC2は敷地面積81,452m²、延床面積124,600m²の地上6階建てで、免震構造を採用したシングルランプ式マルチテナント型物流施設となる。新名神高速道路「川西IC」から約3.9kmに位置し、大阪中心部や神戸、京都など関西主要都市へ1時間以内でアクセスできる立地を生かし、関西圏から西日本エリアまでの広域配送とラストワンマイルの両方に対応する。
能勢電鉄妙見線「一の鳥居」駅から約200mと近接し、駅前から川西DC1、川西DC2を結ぶ無料シャトルバスの運行を計画するなど、従業員の通勤利便性を高め、人材確保に有利な就労環境を整備する。館内には休憩ラウンジや24時間営業のショップ、無料託児所を設け、バリアフリー対応やドライバー用休憩室、トラック待機場も備える。
環境面では全館LEDや人感センサー付照明、断熱性の高い外壁パネル、ヒートポンプ空調、節水器具などを導入し、CASBEE Aランク認証を取得した。屋上に自家消費型太陽光発電設備を設置し、将来的な100%オフグリッド電力供給を目指す。
BCP対策として免震構造を採用し、非常用自家発電機により停電時も防災センター機能や一部エレベーター、トイレなどの稼働を維持する。24時間365日の有人管理に加え、非接触カードと顔認証システムによるセキュリティ体制を敷く。
開発地はかつて大規模住宅地として計画されたが、金融機関破綻の影響で長年未利用となっていた経緯があり、川西市が用途地域を工業地域に変更し、同社が都市計画法に基づく開発許可を取得して事業化した。ESRは川西市や兵庫県と連携し、地域の雇用創出や防災拠点としての機能を担い、地域経済への波及を図る方針だ。
物流施設概要
所在地:兵庫県川西市東畦野字⾧尾 1-38
敷地面積:[川西 DC 全体]505,281m²(152,848 坪)/[DC2]81,452m²(24,639 坪)
延床面積:[DC2]124,600m²(37,692 坪)
用途地域:工業地域
構造:[DC2]地上 6 階建・PCaPC 造・免震構造
設計・施工:五洋建設(株)
アクセス:【車】新名神高速道路「川西 IC」より 3.9km 【電車】 能勢電鉄妙見線 「一の鳥居」駅より 200m/シャトルバスあり