ESR、佐賀県基山町に物流施設着工

ESRは12月25日、佐賀県三養基郡基山町でマルチテナント型物流施設「ESR基山町ディストリビューションセンター」を着工したと発表した。2026年2月28日の竣工を予定する。

同社は九州地方で物流需要の拡大が続くなか、長崎自動車道や国道3号など幹線道路が交差する鳥栖IC周辺の交通結節点に着目し、新拠点の開発を決めた。半導体関連をはじめ一般雑貨や通販商材など、多様な荷動きが見込まれることから、九州全域をカバーする広域配送拠点として位置づける。

新施設は敷地面積3万5106.55m²、延床面積6万5987.11m²の地上4階建て鉄骨造耐震構造とし、総投資額は約170億円とする。1階に2面、3階に1面のトラックバースを備え、スロープで3階までアクセス可能とする。最小賃貸区画は約2050坪で最大8テナントまで分割対応し、大型車待機スペースも確保して入出庫効率の向上を図る。

倉庫は1–2階、3–4階をそれぞれメゾネット仕様とし、荷物用エレベーター16基で縦搬送能力を高める。床荷重は1階2.5t/m²、2–4階1.5t/m²、梁下有効高は5.5m以上とし、柱ピッチは間口11m×奥行10.5mとすることで汎用性を高めた。2階に人用空調区画、4階に半導体の保管に適した空調対応区画を設け、スプレーや香水、リチウムイオン電池などを保管可能な危険物倉庫の増設にも対応する。

環境面では、自家消費型太陽光発電所を設置してテナントに電力供給するほか、全館LED照明や人感センサー、断熱性の高い外壁パネル、ヒートポンプ式空調、節水器具などを導入し、省エネ性能を高める計画。CASBEE Aランク、BELS 6スター、ZEB Readyの認証取得を目指す。

BCP対策として非常用自家発電機を備え、停電時でも防災センターや荷物用エレベーター、電動シャッター、トイレ、倉庫照明、テナント事務室の一部機能が利用できるようにする。稼働後は250人以上の雇用創出を見込み、通勤を想定したワーカー用駐車場284台分を整備するほか、休憩室やバリアフリー設備、ドライバー専用休憩室などを設け、施設運営は社内のプロパティマネジメントチームが担う。

物流施設概要

所在地:佐賀県三養基郡基山町大字長野宇三川上38番1他19筆
敷地面積:35,106.55m²(10,620坪)
延床面積:65,987.11m²(19,961坪)
構造:地上4階建て/鉄骨造耐震構造
都市計画地域:市街化調整区域(地区計画)
設計・施工:(株)塩浜工業
着工:2024年12月13日
竣工:2026年2月28日(予定)

関連ニュース

新着ニュース

データを探す

設備投資データを検索・分析 無料トライアル

注目キーワード