ヒューリック、三郷で大型物流施設竣工
ヒューリックは8月4日、埼玉県三郷市で開発していた大型物流施設「ヒューリックロジスティクス三郷」が2025年7月に竣工したと発表した。
同社は首都圏の人口集積地に近い国道16号内側で物流施設を展開しており、三郷エリアでの大型マルチテナント型物流施設の新規供給は約3年ぶりとなった。一部区画は既に成約済。
新施設は東京外環自動車道「三郷西」ICから約2.5kmに位置し、三郷ジャンクション経由で首都高速道路や常磐自動車道へのアクセスが可能。東京都心と広域への配送拠点としての利用を見込む。JR武蔵野線「吉川美南」駅から徒歩圏で、周辺人口も多く雇用確保面で優位性がある立地。
建物は鉄骨造地上4階建てで、延床面積は56,883m²。1・2階をトラック接車が可能なスロープ型とし、賃貸区画は約3,300m²から約11,600m²まで柔軟に分割できる設計。最大7テナントの入居を想定する。床荷重1.5t/m²、梁下有効高5.5mを標準とし、一部区画では冷凍・冷蔵設備導入を想定した電気容量を確保した。4階には倉庫内空調設備を設置した。
大型ウイング車の利用を前提に高さ5.2mのオーバースライダーシャッターを採用し、トラックバースを駐車場として24時間利用できるようにした。トラックバースは定格荷重2.5tのフォークリフト走行に対応し、フォークリフト充電エリアも備えた。
就業者向けには共用ラウンジ「LOUNGE3310(ミサト)」を設け、休憩やコワーキング、商談など多様な利用に対応する座席を配置した。一部貸室内にはドライバー専用休憩室を設置した。
環境性能面では、BELS(★★★★★)、CASBEE(Aランク)、DBJ Green Building(★★★★)の認証を取得した。約1,350kWの太陽光発電設備を導入し、年間発電量は約2,158MWhを見込む。ZEB認証も取得した。
耐震・BCP性能では、建築基準法の約1.25倍の強度に準じる構造体を採用し、72時間相当の非常用発電設備や災害時用マンホールトイレを整備した。主要電気設備や防災センターを2階に配置するなど、水害リスクを踏まえた仕様。
物流施設概要
名称:ヒューリックロジスティクス三郷
所在地:埼玉県三郷市彦糸二丁目149番ほか(三郷北部土地区画整理事業区域)
交通:東京外環自動車道「三郷西」IC 約2.5km/JR武蔵野線「吉川美南」駅 徒歩17分
敷地面積:24,329m²(7,359坪)
延床面積:56,883m²(17,207坪)
構造:鉄骨造
規模:地上4階
設計・監理:鴻池組・奥野設計 設計共同企業体
施工:(株)鴻池組
監修:(株)フクダ・アンド・パートナーズ
竣工:2025年7月