三井不動産、神奈川県海老名市で木造複合物流施設着工

三井不動産は4月22日、神奈川県海老名市で物流機能とオフィス・研究施設などを併設する「三井不動産インダストリアルパーク海老名(MFIP海老名)&forest」を4月1日に着工したと発表した。竣工は2026年6月末の予定。

本施設は海老名市役所前に立地し、建物延床の約半分をオフィスや研究施設、ラボなどのマルチユーススペースとし、残りを物流用途とする複合業務施設。複数テナント型の物流施設(マルチ型倉庫)として、物流用途を含む建物で国内で初めて国産木材を構造の一部に採用した。

構造面では、共用部の一部で「鉄骨造一部木造」とし、木造柱と木鋼ハイブリッド梁(2時間耐火)を組み合わせたフレームを採用した。木造柱の構造材や燃え代層の見えがかり部分、ハイブリッド梁の被覆木材、天井などの仕上げ・内装材には、三井不動産グループが北海道美瑛町で保有する森林のトドマツ材を中心に活用する計画。対象共用部は階高6.6m、スパン10.8m×13mの大空間。

鉄骨造で建設した場合と比べ、木造を取り入れた共用部では、建築時のCO2排出量を約40%削減できると試算している。木鋼ハイブリッド梁は国土交通大臣認定の耐火構造部材を用い、木材の炭化層による断熱効果で耐火性能を確保する。

施設名称に新たな木造建築ブランド「&forest」を冠し、グループ保有林材の利用拡大や木造化による資源循環型開発を進める方針。

物流施設概要

所在地:神奈川県海老名市中央5丁目2番
アクセス:圏央道「海老名IC」約2.8km/小田急線・相鉄線「海老名」駅より徒歩9分/JR相模線「海老名」駅より徒歩11分
敷地面積:約19,822m²(約5,996坪)
延床面積:約40,219m²(約12,166坪)
規模・構造:地上4階建て・鉄骨造一部木造
用途:事務所および倉庫
設計・施工:日鉄エンジニアリング(株)
着工:2025年4月1日
竣工:2026年6月末(予定)

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