三井不動産、宮城県名取市に物流施設竣工
三井不動産は5月24日、宮城県名取市で開発した物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク仙台名取Ⅰ」が4月30日に竣工し、5月23日に竣工式を行ったと発表した。
同施設は東北圏で初の自社開発物流拠点となる。2024年問題への対応で首都圏-東北間の輸送再編や中継輸送拠点整備の需要が高まる中、仙台東部道路「名取中央」スマートICから約900m、国道4号や常磐道と連絡するロケーションを生かし、東北6県向け配送と首都圏との中継輸送のハブとして位置付ける。仙台空港や仙台港にもアクセスしやすく、仙台空港アクセス線駅から徒歩12分で人材確保面の利便も見込む。
施設3階の一部を一時避難場所として整備し、5月23日に名取市と防災協定を締結した。車両の一時避難受け入れ、非常用トイレの提供、防災備蓄倉庫の利用協力などを行い、地域の防災拠点とする。東日本大震災級の津波を想定し、1階倉庫や電気設備、防災備蓄倉庫が浸水しないよう建物床高を想定浸水レベルより高く設定し、72時間対応の非常用発電設備や3日分の防災備蓄品も備えた。
トラックバースは40ftコンテナ車に対応し、1階床荷重は2.0t/m²、他フロアは1.5t/m²。有効天井高は5.6m以上(2階は7.2m)とし、多様な保管ニーズに対応する計画。ラウンジや24時間無人コンビニ、ドライバー休憩室などを設け、働きやすさにも配慮した。
環境面では屋上太陽光発電とLED照明で年間の一次エネルギー消費実質ゼロを目指し、ZEB認証とDBJ Green Building認証の取得を計画する。荷待ち時間削減に向け、バース予約システム「MOVO Berth」を標準採用し、将来は車番認証システムとの連携によりトラック入庫の事前把握と業務効率化を図る方針。
物流施設概要
名称:三井不動産ロジスティクスパーク仙台名取Ⅰ(MFLP仙台名取Ⅰ)
所在地:宮城県名取市飯野坂字南沖74-1
敷地面積:20060m²(6068.15坪)
延床面積:45072m²(13634.28坪)
規模・構造:地上4階建て・S造
設計者・施工者:西松建設(株)
共用部デザイン・監修:(株)アーキボックス
竣工:2024年4月30日