大和ハウス、大阪府湾岸部で物流施設2棟新設
大和ハウス工業は2024年7月15日、大阪市住之江区で全館に冷凍冷蔵設備を導入したマルチテナント型物流施設「DPL大阪南港Ⅰ」を着工した。7月31日には大阪市此花区で3温度帯に対応する「DPL大阪舞洲」を竣工する。
国内では冷凍食品の需要が拡大している一方で、老朽化した冷凍倉庫の建て替えや冷凍設備更新に伴う投資負担が重く、冷凍倉庫不足が懸念されている。冷凍冷蔵倉庫は常温倉庫と比べ建設費が高く、環境規制に対応した設備更新も求められるため、中小事業者を中心に廃業リスクが高まっている。大和ハウス工業はイニシャルコストを抑えて入居できるマルチテナント型冷凍冷蔵倉庫への需要が高まるとみて、大阪湾岸部で2棟の開発を行う。
「DPL大阪舞洲」は地上8階建てで、延床面積約115,989m²とし、1~4階に-25~5℃の冷凍冷蔵設備、5~7階を常温倉庫とした3温度帯対応施設とする。最大27社が入居でき、大規模区画から約3,000m²の小区画まで分割可能。阪神高速湾岸線インターチェンジやバス停に近く、広域輸送と従業員通勤の両面で利便性を確保した。
「DPL大阪南港Ⅰ」は地上5階建て、延床面積約85,799m²で、1階を5~8℃、2~5階を-25~0℃に設定できる冷凍冷蔵倉庫。1フロアを2区画に分割し、最小約6,000m²から賃貸可能で、最大10社が入居できる。阪神高速湾岸線インターチェンジやOsaka Metro南港ポートタウン線駅から近く、大阪市内から約10km圏内の立地。
2施設とも、冷凍食品から乳製品、青果まで扱える冷凍冷蔵設備を備え、トラックバースの2層構造や設備2系統制御で庫内温度維持とリスク分散を図る。高速道路、港湾、空港へのアクセスを活かし、陸海空を組み合わせたコールドチェーン物流拠点としての機能を狙う。
物流施設概要
名称:「DPL大阪舞洲」「DPL大阪南港Ⅰ」
所在地:大阪府大阪市此花区北港緑地1丁目1番18号/大阪府大阪市住之江区南港東1丁目8番10号
敷地面積:24,731.17m²/34,372.20m²
延床面積:115,989.48m²/85,799.87m²
賃貸面積:81,712.84m²/65,414.61m²
構造・規模:鉄筋コンクリート造および一部鉄骨造、8階建て/柱が鉄筋コンクリート造、梁が鉄骨造からなる混合構造、5階建て
建築主:大和ハウス工業(株)
設計・施工:戸田建設(株)/(株)フジタ
総事業費:約350億円/約580億円
着工日:2022年6月1日/2024年7月16日
竣工予定日・稼働開始日:2024年7月31日/2026年7月15日