小松マテーレ、能美市にナイロン新工場建設

小松マテーレは11月2日、石川県能美市の本社敷地内にナイロン専用の新工場を建設すると発表した。

同社は約70年にわたりナイロン生地の加工技術を蓄積してきた。国内のナイロン加工市場では2025年度に約28%のシェアを持ち、衣料用途では約49%を占める。工場再編プロジェクト「factoRe100」の第1弾として、ナイロン事業の拡大と高収益化を図る。

投資額は約80億円で、2029年4月中の稼働を予定する。ジッガー染色と液流染色のラインを増強し、「コマツナイロン」の供給力を高める。生産、検査、倉庫を近接配置するほか、省人化、自働化、DXの活用により、多品種小ロット・短納期への対応力を引き上げる。

建屋の耐震性・耐久性を高め、BCPも強化する。再生可能エネルギー、水のリサイクルプラントを導入し、加工用水のリサイクル率70%を目指す。素材履歴や製品安全性、工程管理を強化し、環境情報の開示にも対応する。

国内外のプレミアム市場向けに衣料、スポーツ、バッグなどのナイロン素材を拡販し、ナイロン事業の売上高を2025年時点の70億円から5年後に160億円へ拡大する計画。

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